波乱か栄光か-運命の向こう側に
世界史の荒波押し寄せるかつてのヨーロッパに、故あって平民になりつつも
「高貴な者の務め」に邁進した人がいた。
「沈むことのないもの」に手をついた一人の信仰者である。
彼を生かした知恵を、分断の波が押し寄せる今日に再発見する。
私たちの教会では、普段の礼拝では、聖書を連続して読んでいく説教を聞いています。
年に一度、「特別伝道礼拝」を開催しています。その時はこの慣習から離れて、「奴隷解放を歌う讃美歌・アメージンググレースを味わう」「キリシタン伝来時の悲劇から学ぶ、世相を生き抜く本当の知恵」など、芸術作品や歴史を切り口とした説教を共に味わいます。
普段キリスト教に接しておられない方をお招きしたいと願っています。
本年度のテーマは「勝ち組・負け組というけれど」、終戦間際に皇居で起こっていた軍部・政府のせめぎ合いの歴史を切り口としたいと思います。
とかく表面的な「勝ち負け」で判断しがちです。しかし、本当の意味で勝負を決しなければならない事柄というものがあるのではないでしょうか。「本当に負けていい相手は誰なのか」ということに思いを向けてみたいのです。
参考資料としては小説『日本のいちばん長い日』(半藤一利著、映画あり)を掲げますが、お読みにならなくても大丈夫です。(聖書箇所としては旧約聖書『エレミヤ書』20章、新約聖書『コリントの信徒への手紙二』12章)
あわせて、昨年、一昨年の説教を掲載します。
また普段の説教として、コロナ以降説教原稿を配布しておりますので、そのうちのいくつかのリンクを示します。興味の向いたものをお読み下されば幸いです。